子ども産まれたらネットより「すくすく子育て」
子ども産まれたら、ネットの怪しい情報よりNHK Eテレ「すくすく子育て」を観た方が良い / NHK Eテレ すくすく子育て| 番組では、子どもの発達、しつけ、教育、病気など、子育てに関するギモン・質問に各界の専門家がお答えします。 https://t.co/aVYobYGCob
— Yusuke Makino (@mak_in) 2015, 10月 21
以上要約。
医者、看護師、カウンセラー、学者など様々な専門家が出てきて、子育てについて非常に「バランスの良い」回答をしている番組だ。
夜は他の番組とかぶる可能性が高いので、いつも金曜昼の再放送をビデオに録画して観ている。
正直、ネットで子育て関連の情報を探すと、どうしても怪しい偽科学的な情報がわんさか出てきて、信頼できるか否かが分からず混乱してしまう。
天下のNHK Eテレで放送しているだけあって、情報もかなり真っ当で、バランスが良いモノが多い。
保護者の質問に専門家が答える質疑応答のコーナーが主なのだが、観ていて以下の特徴がある。
- 基本的に保護者の意見を否定しない。
怪しく一方的な意見も、ひとまず受け止める。
「それも○○な効果もあるかと思います。一方、・・・・」という流れで会話を返す。 - どんなことに関しても、「やり過ぎは逆効果」「広く浅くバランス良く」をベースにアドバイスをする。
ひとつにのめり込ませすぎない、割合を増やしすぎない。 - 今の日本の育児教育の方針を明確に示した上でアドバイスする。
「遊びの中で成長する」「無理にやらせすぎない」
例えば、運動能力の回で取り上げた内容では、定期的に体育指導を受けている幼稚園児より、全く指導を受けていない幼稚園児の方が運動能力が高い、という調査結果を紹介。
幼児の間は、決まった動きを繰り返し練習するよりも、さまざまな体の動きを経験する方が発達の段階において重要。
そして、その“多様な体の動き”を経験するには幼児の主体的な「外遊び」が非常に有効だ、と。
これは育児の教育方針だけでなく、食事や医療に関しても同様だ。
バックナンバーは以下で参照できる。www.nhk.or.jp
www.nhk.or.jp
ちなみに、お気に入りの専門家の先生は、
- 大豆生田 啓友 | 玉川大学教育学部教授 幼児教育学
「おおまめうだ」という名字が一度聞いたら忘れられない。 - 草川 功 | 聖路加国際病院小児科医長
気の良いおじいちゃんのお医者さんって感じ - 大日向 雅美 | 恵泉女学園大学大学院教授 発達心理学
温厚な口ぶりながら女性目線のアドバイスがしっかりしてる - 遠藤 利彦 | 東京大学大学院教授 発達心理学
シャイガイ。シャイガイ。シャイガイ。 - 井桁 容子 | 東京家政大学ナースリールーム 主任保育士
実践的な医療知識と女性目線のアドバイスのバランスが良い。
育児疲れや子どもの食育にノイローゼ気味の方などにはもちろんのこと、小さな子どもを持った親には是非観てもらいたいと思う。
(遅筆なのでこの記事を書くのに1時間弱かかりました)