3歩歩けば人は変わる

子どもの頃から親に叩き込まれた教えがブログのタイトルです。基本思いついたときしか書きません。

感じることを大切にする

だいぶ前に別の場所で書いてた文面が見つかったので転載。(2010年4月5日に書いてた)
意識高い系のかなりイタイパワハラをやってた。

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いつの間にか2010年度も始まってしまった。
そんな2010年度しょっぱなの4/1に新入社員アラカワくんを、出社初日から軽く飲みに誘い、色々話をした。(パワハラ?)
初心を忘れないよう、そのときのできごとと思いをここに残す。
新入社員の新人研修は、僕と同じビルの同じ階の会議室で行なっており、帰りのエレベータで新入社員アラカワくんと遭遇し、声をかけた。
実は、この前日、生真面目で誠実な同期社員マサユキくんが、長期休暇を取っているとの情報を得て、即日彼に連絡し1時間半近く話しをしていた。
その同期社員マサユキくんと新入社員アラカワくんの生真面目そうな雰囲気がダブったから、思わず声をかけてしまったのかもしれない。
道すがらアラカワくんから、初日の研修は会社のビジョン・社訓について学んだとか、院卒で学生時代は音声の分析と解析を研究していたとか、話を聞いた。
そこで、「日報が書けるようにしてやる」と「僕がいつもやっている1杯だけ飲んで帰る」を条件に、バーに誘った。
1杯のカクテルで話したのは、成長するためのプロセスについて。
僕は、以下のプロセスを意識している。

  1. 自分が「なにか」を感じる。
  2. 感じたことと考えることをリンクさせる。
  3. 様々な視点で思考する。
  4. 思考を深める。改善する。

ここで大切にして欲しいのは、1.と3.
これは僕がSEになって周りの人間に対して感じた「足りない点」でもある。

視点と評価軸を大切にする。

ITをやってきた人間は、評価軸を技術・手法のみに視野が絞られてしまうケースが多い。
それは、ひとの能力・成長も測るときも似た傾向がある。
何のための技術かという視点も重要。
技術も含めた大きな視点が会社のビジョン・社訓である。
会社のビジョン・社訓を細分化し、新人の尺に合わせたのがOJT目標。
広い視点と評価軸さえ持っていれば、分析力を鍛えてある理系人間は強い。

なぜを考えるのは意外と難しい。

よく「なぜを考えろ」というが、これはプロセス2.にあたる。
自分が感じた違和感を、なぜ?という思考に結びつけるから。
しかし、そもそも感じてたこと自体を流してしまうので、プロセス2.までたどり着かない。

感じることを大切にする。

プロセスが途中で止まってしまっても、その過程は残骸となって、あとに生きる。
プロセス1.を増やすことがなによりも大切。
量は質を生む。
だから、「むかつく」「気持ち悪い」「うれしい」といったちょっとした感情や感性を大切にする。
それが、思考へのチャンスとなる。

まだまだ、まとまってないが、話した内容は大まかにこんな感じ。
話をした後、アラカワくんは希望を胸に意気揚々に帰っていった。
僕は、人を活気付けるのが得意らしい。
感じることを大切していけば、希望だけでない絶望だけでない、現実を見て進むことができる。
これは、自分への戒めでもある。
数ヵ月後には一緒に働く仲間として、彼ら新入社員の成長に期待したい。