3歩歩けば人は変わる

子どもの頃から親に叩き込まれた教えがブログのタイトルです。基本思いついたときしか書きません。

好きと数奇

だいぶ前に別の場所で書いてた文面が見つかったので転載。(2010年3月23日に書いてた)
以下の文面で言っている彼女は今のワイフ。

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すうき 【数奇】
(1)〔「数」は運命、「奇」は食い違うの意〕ふしあわせ。不運。また、そのさま。さっき。
「—な運命をたどる」
(2)運命がさまざまに変化すること。また波乱に満ちているさま。
「—な生涯」
すき 【数寄/数奇】
〔「好き」と同源。「数寄」「数奇」は当て字〕風流・風雅の道。和歌・茶の湯・生け花など、風流の道を好むこと。
「—三昧(ざんまい)」——を凝(こ)ら・す 風流な工夫をいろいろとほどこす。
◆アクセント : すき 2

すき 【好き】
(名・形動)[文]ナリ
補足説明動詞「好く」の連用形から
(1)心がひきつけられること。気持ちにぴったり合うさま。 ⇔嫌い
(2)片寄った好み。また、物好きなさま。
(3)色好みであること。
(4)思いのままであること。気ままなこと。また、そのさま。
(5)「すき(数寄)」に同じ。
「歌枕ども見んとて、—に事寄せてあづまの方へ行きけり/無名抄」→ずき ——こそ物の上手(じようず)なれ 何事によらず、好きであれば自然それに熱中するので、上達する。 ——にする 気に入るようにする。思い通りにする。勝手にする。
「いやなら、—しなさい」

数奇屋(茶室)のことが好きな人なら知っていることだが、数奇と好きの語源は同じだ。
僕の「すき」は、「数奇」に近い。
変わったものがすき、変化するものがすき。
昔の日本人は「諸行無常」という言葉があるように同じものが永遠に続くということを良しとしなかった。
徳川家康日光東照宮をあえて作りかけの不完全なものにつくり、完全なものを目指して変化していくことを願った。
僕は数奇好きな性格もあって、今まで女性と長く付き合ったことがなかった。
「変わってしまった。ついていけない。」
最長でも半年。
今付き合っている彼女とは、この3月で半年を超えた。
彼女もそうとうの数奇者だ。
「変化しない君は君らしくない。私を好きでいてくれることさえ変わらなければそれでいい。」
こんなに面白く飽きない女性も珍しい。
彼女を大切にしながら、僕自身も数奇者として頑張りたいと思う。