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3歩歩けば人は変わる

子どもの頃から親に叩き込まれた教えがブログのタイトルです。基本思いついたときしか書きません。

現役SIerだけど、最近は48時間寝ずに仕事することはないよ

www.tsubakimoto-neko.com
こんな記事を読みまして、色々思うところがあり。。。
とりあえず、以下のようにコメントした。
今日は思いついたまま、書く。

IT業界を目指す皆さんに伝えたい、48時間寝ずに仕事した時の話 - 猫になりたい

この記事の最後にもあるけど、最近はこういうギリギリで仕様変更に振り回され長時間働くことは無くなってる。ただ最近は仕様変更させるな/仕様変更させろの板挟みで、頑張った結果大変なことになる中堅が増加中

2016/06/19 00:51
b.hatena.ne.jp

昔はリンク先の記事のような自体が結構起きてたらしい。
しかし、最近ではこんな話を現場から聞いたことない。

じゃあ、最近ではなぜ起きなくなったのか。
それは、社内の管理体制が厳しくなったから。

見積=>要件定義=>設計/開発=>システムテスト/リリース
ひとつのプロジェクトで、だいたいこれぐらいのタイミングでチェックが入る。
小さな仕事はやる回数が少なかったり、課長/部長レベルの人が簡単にチェックするからさほど以前と変わりはない。
ただし、金額が大きくなったり、リンク先の記事にあるような原価率が悪いことが予め分かっているリスクの高いプロジェクトほど偉い人が登場し、回数も増えていく。
残業時間や人が増えすぎると確実に失敗する、というノウハウも溜まってきたので、そんな48時間も働く自体になる前に、偉い人が仕切って決着することが多い。
偉い人が仕切るとはいっても、人数増やす代わりにスーパープレイヤーを他から無理矢理投入、偉い人同士が話し合ってやり直し宣言、のパターンがほとんど。

さて、これでつらいプロジェクトが無くなるかというと、そうではない。
リンク先の記事にあるような無理難題言う客の存在は変わらないからだ。
実際はこんな感じ。

チーム編成は、ベテランPM、中堅仕様統括SE、若手SE。
社内のチェックの結果、仕様変更するな!!と事前に言われる。
その通りに行動しようとする。
しかし、それを実現しようとしても、客は譲らない。
往々として、客と衝突するのは辛いので、言うことを聞いてしまう。
リンク先の記事と同じ構図だ。
その結果、客の言い分を聞いて要件が増えてくると、社内チェックにひっかかって偉い人が登場&回数が増えてくる。
当然、その報告のための作業量が増え、プレッシャーも増える。
ベテランPMと中堅仕様統括SEで、今度こそは!と客へ。
しかし、やっぱり客は譲らない。
さらに、要件が増え、社内チェックの体制も大きくなり回数も増加。最終的には週1とか。
すると社内への報告が作業の大半を占めるようになってくる。
ベテランPMはそちらにつきっきりとなり、現場がまわらなくなる。
忙しいベテランPMは、中堅仕様統括SEによろしく!と投げ、打ち合わせに出たとしても発言しなくなる。
あとはこの繰り返し。
もちろんきっちり残業時間は計上。規定の時間内で全てやれ、と。
プレッシャーばかり厳しくなる。

これの収束パターンは、だいたいこんな感じ。

  1. 開発コストが膨らんできたので、スーパープレイヤーがプロジェクトに参画。無事収束。
  2. 開発コストが膨らんできたので、偉い人同士が話し合ってやり直し宣言。無事収束。
  3. 中堅仕様統括SEがギブアップ宣言。体制を組み直し。偉い人同士が話し合って体制見直し&やり直し宣言。収束。
  4. 中堅仕様統括SEが倒れる。体制を組み直し。偉い人同士が話し合って体制見直し&やり直し宣言。収束。

だいたい実装が始まる前の概要設計や機能設計ぐらいまでに中堅仕様統括SEがギブアップ/倒れるので、48時間寝ずにやる仕事にならないのだ。
・・・人柱やんけ。

今回はかなり単純化して書いたが、他の話を聞いてもだいたいがこんな感じ。
実際には、無理難題言う客よりも結果的に自社の業務のことが分かって無くて、、、、のパターンの方が多かったり。
今や単独の業務だけで動いているシステムはないし、社内全ての仕事を分かっている社員なんてほぼいないので。

僕自身ぶっ倒れた中堅仕様統括SEのひとり。
今では経験上、いくつか自衛の策を覚えて渡り歩いている。