3歩歩けば人は変わる

子どもの頃から親に叩き込まれた教えがブログのタイトルです。基本思いついたときしか書きません。

仕事はできるひとに集まるのでなく、やる人に集まる

仕事はできるひとに集まるのでなく、やる人に集まる。

先日、今やっているプロジェクトリーダーの先輩と話していた時に語っていた言葉。
今の職場を表す良い言葉だと思った。

仕事はできる人に集まる、とよく言うが、実はそうではない。
頑張っても損する機会が多い今の組織では、できる人は美味しい仕事を掴んで「この仕事があるからできない」と宣言することで逃げる。
結果、スキルが足りない人に仕事が来ることになる。
そして、多くの人はスキルが足りないので逃げる。
結果、スキルが無かろうが「やる人」に仕事が集まってくる。

僕は入社以来「炎上プロジェクト」と呼ばれる仕事ばかり従事してきて、行く先々で40,50代のおじさん達が
「仕事初めて一番辛く大変なプロジェクトだ」
と言う。
何回目だよ、それ。
もうどれが辛くてどれが大変か分からなくなってきている。

しかし、年々「やる人」の数が減っている印象がある。
頑張っても報われないからだ。
会社が悪い、組織が悪い、と言ってしまえばそれまでだが、何故それが悪いのか。
大きな組織で「ゆがみ」が存在しないのは事実上難しい。
そもそも過去大丈夫でここ最近辛くなっているかと言えば、現状のビジネスモデル≒SIer が旧来に比べ収益を確保するのが辛くなってきているから。
ゆがみがない組織なんてない。収益はゆがみを見えなくする。

SIerの存在に対するニーズは昔も今も、そしてこの先も十分あると思っているけど、それを支えるビジネスモデルがしんどくなっていると常々感じている次第です。