3歩歩けば人は変わる

子どもの頃から親に叩き込まれた教えがブログのタイトルです。基本思いついたときしか書きません。

イクメンは増えたと思うけど、子育ての手伝い役になるのが難しいところだよね。

イクメンは増えたと思うけど、子育ての手伝いだよね。
とワイフと話す機会があったので、そのときの話を。

前の記事の末尾に書いたとおり、第二子の存在が確認されそうな状況もあるので、昨日1歳の息子と2人、電車に乗って朝8時から東山動植物園に行ってきた。


走り回る&食事をすると便通が良くなるみたいで、脱糞も2回。
お弁当はせっかくのおかずをあまり食べなかったけど、僕用に用意したゆかりのおにぎりだけ気に入って2つまるっと食べた。
弁当を食べ終わった後、息子は既にノリノリで歩いて行ってしまう。
何言っても止まらないので、息子を目で追いながら急いで片付けて、ダッシュで追いかける。
普通にただ見ているだけなら何ら問題ない。
ただ何かをやりながら子どもを見る、というのは、外では案外難しい。
買い物だったり、今回みたいなお弁当の"片付け"など。

とにかく目を離さないこと。
いつもこれを注意しているが、昨日は一度だけ一瞬見失って相当焦った。
顔ハメ写真パネルに息子自ら顔をセットしにいったので、写真を撮った。
その後息子が顔ハメ写真パネルから外れて走り出したので、裏面に。
僕も走って裏面に向かったはず、息子が見当たらない。
必死に呼んで、周りを走って探したが、見つからず。
そうしたら、まだ顔ハメをしてた。
他の家族に混じって顔ハメをして一緒に写真を撮っていたので、気づかなかった。
久しぶりに焦った気がする。

息子を抱っこしてたら爆睡したので、また電車そのまま帰宅。
帰宅後ワイフと雑談しながら、「子どもを連れてるときの"あるある"だよね」と。
しかし、イクメンと呼ばれる人からはあまりそのテの話は聞かない。
そういえば、動物園でも父親の姿はよく見たが、小さい子どもを連れた男性は皆母親とセットだった。
これは動物園だけじゃなく、ショッピングモールや子ども向けの施設、外食に行ったときにも同じ傾向だ。
父親と小さな子どもをセットで見かけるのは、近所の公園でのみ。
「普通は父親と小さな子どもだけで外に出かけるなんて、無理だよ」とワイフ。
そもそもおむつや食事などの世話を一通り、父親のみで見るのは難しいし、その状態で外に出かけて何かあったら。。。
母親は絶対に安心できないから無理。
僕は息子が生後半年で専業主夫生活を3ヶ月ぐらいやって慣れているので、安心して任せれるだけの模様。
そういえば、息子と離乳食終わったばかりの頃に馴染みのイタリアンに行った時、息子用スペシャルメニューをお願いしつつご飯食べたら、シェフから「よく2人だけで連れて来られるね」と驚かれていたっけ。


この考え方って育児も同様だと思っているんだけど、上に書いたように父親だけには完全には任せられない。
そうはいっても、ちょっとずつでも負荷分散するだけで、家庭のストレス量が減ってお互いハッピーになれるし順々で良いんじゃね。

辞めようと思ってから起きたこと

これの続き。
mak-in.hateblo.jp

前の記事に書いた「辞める決意」をしたのは8月中旬で、12月のボーナスをもらったら辞めるつもりで転職活動をしていた。

転職の条件としては、

  • 収入が150万近く上がること
  • 今住んでいる名古屋を基本離れないこと
  • 仕事がハードすぎないこと

上記を満たそうとすると、もちろん数はないわけで、これに加え、

  • これまでのキャリア、スキルを十分に発揮できること

をベースに探した。

名古屋という地域に限定すると、そんなにおいしい仕事などほぼ無い。
条件に合うような企業は指で数えられるほどしか無く、そこに焦点を絞って転職活動をした。
今日10/14時点では、SIへの事業展開を検討中のベンチャーと、監査法人候補として上がっており、最終面接まで来て、結果を待っている状態だ。

僕個人としては、安定している監査法人が第一希望で、イケイケの怪しいベンチャーがその保険のつもりだったのだが、ワイフに散々諭され、ベンチャー側に心が傾いている。

このイケイケの怪しいベンチャーは、数ヶ月前に辞めたよくできた先輩Aが転職した先で、先輩Aが転職した後も十分に楽しくやっているので、良い会社なのだと思う。
その先輩Aが辞めた後に飲んだ際に、「まっきーと一緒にやった仕事が俺の中で仕事の価値観を変える転機になった、それもあって辞めることを決めた」という話を聞いて驚いた。
当時、先輩Aが主担当としている顧客先に保守サポートで常駐する仕事がたまたま僕にまわってきた。
その際につまらなかったのでRedmineにて問い合わせや障害トラブルを管理、積み重ねた情報を元にFAQサイトを作成する仕組みをMVC .NETで作った。(顧客の資産が.NETだったので合わせた)
保守サポートばかりやっている先輩Bがいたので、その人を保守のスペシャリストという立ち位置で召喚。
Redmineをベースに問い合わせや障害トラブルの集積、レビューと現場改善、保守のスペシャリストによる外部からの助言、のサイクルをまわす体制を作り、ひとつのビジネステンプレとした。
僕らSIerの仕事において保守サポートはどうしても日陰の存在になりやすいのだが、「頑張っても報われない先輩Bが報われるようにしたいよね」とある日先輩Aと飲みながら話になった。
酒の場の思いつき/ノリで先輩Bが活躍できるビジネスプランを計画しそれを実行に移してできたものだ。
保守サポートというと十中八九つまらない仕事のはずが、新しいことを企画して実現する面白い仕事に化けたことが先輩Aの中では衝撃だったらしく、それがターニングポイントになった、と聞いた。
面白い仕事はちゃんとやればあるんだ、と。
ワイフに説教されながら、そのことを思い出していた。

先に書いたとおり、今転職活動も大詰めに来たところで、急に今の会社側で大きな方向転換があった。
そんななか昨日、会社の方向転換に先行して新規ビジネスをやっている先輩Cに呼び出され、ビジネスモデルに関しての助言を求められたので、色々話を聞いてツッコんだ。
先輩Cが、俺には直接的な人事権は持ってないがお前を買ってる偉い人Dがこの話にも関わってるから掛け合ってお前を引っ張りたいと思ってる、だってさ。
とりあえず辞める気満々なので、笑ってごまかしておいた。

そして、今日、昼間に妊娠検査薬で陽性が出た、と連絡があった。
最近ワイフの調子が芳しくない上に、息子が急に赤ちゃん返りする現象が続いていたので、まさかと思っていたが、まさかだった。

どちらにしても、イケイケの怪しいベンチャー側の金額次第で、頑張りと行く行かないを決めるつもりなのだが、「今日返事する」と約束していたものの未だ連絡がない。
ここ数日に立て続けに色々起きて、どうしようかなーと考えている。
とりあえず、明日は名古屋祭りで、名古屋の公共施設は無料。
息子と2人で東山動物園でも散策して、毒気を抜いてこようと思っている。

転職して今の会社を辞めようと思ってる

転職して今の会社を辞めようと思ってる。

周りに何も言ってないのだが、「辞めないでくれよ!」と色々な人に言われた。態度とかに辞める感が出てるのか。

 

今の職場は某メーカー系SIerで比較的誰でも聞いたことのある名の企業なのだが、「皆が辞めるな」と言う中でワイフだけは「生活がやって行けるようにして辞めろ」と言う。

ワイフは元々証券関係の仕事をしてたのだが、ブランドがあって安定してたとしても日本で電機系はもう伸びないから、ただボーっと仕事するつもりが無いなら自分に向いたキャリアを探した方が良い、という意見で、転職活動もイケイケゴーゴーだ。

流行りの「嫁ブロック」ならぬ「嫁GO」と言うやつか。

 

辞めようと思ってる理由はいくつかある。

 

職場の個人個人は皆良い人で陥れようとする悪意のある人にはあったことが無い。皆お上品だ。

しかし、リーマンショック以後SIerに晒される厳しいビジネス状況が、結果として人を追い詰め陥れる場面を何度も見た。個人個人は悪い人でなくても、全体として人を追い詰める。日本の悪しき習慣だ。

その犠牲者の多くが若手中堅社員で、それに嫌気が差した若手中堅社員がここ数年で急激に離職している。

そして、離職した社員の多くがお客様の情報システム部門や情報子会社に行くことでお客様のスキルが高くなり、今までSIerが楽に稼いでいたチョロちビジネスが来なくなり、また一層厳しくなる悪循環が続いている。

SIerからコンサル分野へシフトしようとする動きになっているようだが、そもそもプロマネスキルに特化しスキル不足ノウハウ不足でどんどん厳しい状況に追われたのに、SIerより厳しいコンサル分野で成功できる気がしない。そうは言っても、企業体力はありそうなので、社員の住み分けやブランド力でなんとなく生きては行けるんだろう。

そしてその中で企画、要件定義、開発、保守、インフラと比較的何でもやってきて、特に企画や要件定義を得意分野としてやってきた僕は、重宝される人材なのだと思う。

コンサル分野に打って出るという錦の御旗を掲げつつ、当分は組織や働き方は変えないので安心して下さい、と社員に言ってる中で、ここに居るとこれまで若手中堅社員を追い詰めてきたように、僕もまた使い潰されてしまうだろう。

 

コンサル分野や金融関係だと精神的に病む話をよく聞くので、使い潰されること自体には実はあまり不満はない。

問題は、これらの業界と違い収入が多くない点だ。

結婚して最初のボーナスの時に額面の書類を見せたところワイフが「少な!!私が新人の頃よりもらってないよ」と言われたのは今でも衝撃である。(その後、それに併せて載ってた成績査定にA+が付いてたのを見て、本当に仕事できる人だったのね、と感想を添えたこと含め)

少し前に、年収650万でも子持ち家持ちだと生活が辛いという話があったが、僕自身の年収はほぼノー残業ということもありそれより100万以上下がる。

1歳の息子と専業主婦のワイフを抱えては生活が厳しく、月5000円程度の自由になるお金で過ごしている。

この5000円は僕個人のために使うと限らないため、休日にお出かけに行った際の昼食代など家族の臨時支出でほぼ消える。可能な限りおにぎりなど家で作るにしても、ワイフに負担がかかる。僕が作ろうとすると、ワイフが休みだから休めと動くので結局休まらない。

とは言え、家に引き篭もっていては、子どももワイフもストレスが溜まるので、外に連れ出さないと、結果的に余計に金がかかってしまう。

ワイフが外に働きに出るにしても、3歳までの幼児の保育料は何処も倍近くするため、働いた金の半分以上を取られてしまう。それで疲れて病んだりストレス溜まったりしては、結果的にコストは大差ないように思える。

息子が3歳までに働く条件としてワイフにお願いしてるのは、ワイフ自身が専業主婦に疲れて外に出たい場合と、どうやっても生活が成り立たなくなるほど金に困った場合。小遣いが欲しい場合は家で可能な内職をお願いしてる。

 

子どもが産まれてからこんな状況が続いている。

今の職場だと少なくとも5年近くは続くだろう。

ワイフがちゃんと働くことができれば、世帯収入も安定する。

それができるようになるまでの辛抱だ。

事実上年功序列に近い今の職場では、すぐには収入の上昇は全く期待できない。一方で、上の人からも周りからも十分期待もされているから、将来の収入は増えるのだろう。

だから、今まで我慢してきた。

しかし、僕はもう5年も辛抱できない。

だから、辞めようと決めた。

追記:

続き書いた。

mak-in.hateblo.jp