辞めようと思ってから起きたこと
これの続き。
mak-in.hateblo.jp
前の記事に書いた「辞める決意」をしたのは8月中旬で、12月のボーナスをもらったら辞めるつもりで転職活動をしていた。
転職の条件としては、
- 収入が150万近く上がること
- 今住んでいる名古屋を基本離れないこと
- 仕事がハードすぎないこと
上記を満たそうとすると、もちろん数はないわけで、これに加え、
- これまでのキャリア、スキルを十分に発揮できること
をベースに探した。
名古屋という地域に限定すると、そんなにおいしい仕事などほぼ無い。
条件に合うような企業は指で数えられるほどしか無く、そこに焦点を絞って転職活動をした。
今日10/14時点では、SIへの事業展開を検討中のベンチャーと、監査法人が候補として上がっており、最終面接まで来て、結果を待っている状態だ。
僕個人としては、安定している監査法人が第一希望で、イケイケの怪しいベンチャーがその保険のつもりだったのだが、ワイフに散々諭され、ベンチャー側に心が傾いている。
先ほどまで晩酌しながら、ワイフから「君は基本情熱を強く持っている人だ。それを自覚した方が良い。情熱を持てる仕事しかしちゃいけない。そのために上に立つのが本来向いているのだからそうしろ。」と下っ端でしょうもない仕事をやって安定的な企業に勤めている僕が説教を受けたなう。 https://t.co/YSMlk9HdsC
— Yusuke Makino (@mak_in) 2016年10月8日
このイケイケの怪しいベンチャーは、数ヶ月前に辞めたよくできた先輩Aが転職した先で、先輩Aが転職した後も十分に楽しくやっているので、良い会社なのだと思う。
その先輩Aが辞めた後に飲んだ際に、「まっきーと一緒にやった仕事が俺の中で仕事の価値観を変える転機になった、それもあって辞めることを決めた」という話を聞いて驚いた。
当時、先輩Aが主担当としている顧客先に保守サポートで常駐する仕事がたまたま僕にまわってきた。
その際につまらなかったのでRedmineにて問い合わせや障害トラブルを管理、積み重ねた情報を元にFAQサイトを作成する仕組みをMVC .NETで作った。(顧客の資産が.NETだったので合わせた)
保守サポートばかりやっている先輩Bがいたので、その人を保守のスペシャリストという立ち位置で召喚。
Redmineをベースに問い合わせや障害トラブルの集積、レビューと現場改善、保守のスペシャリストによる外部からの助言、のサイクルをまわす体制を作り、ひとつのビジネステンプレとした。
僕らSIerの仕事において保守サポートはどうしても日陰の存在になりやすいのだが、「頑張っても報われない先輩Bが報われるようにしたいよね」とある日先輩Aと飲みながら話になった。
酒の場の思いつき/ノリで先輩Bが活躍できるビジネスプランを計画しそれを実行に移してできたものだ。
保守サポートというと十中八九つまらない仕事のはずが、新しいことを企画して実現する面白い仕事に化けたことが先輩Aの中では衝撃だったらしく、それがターニングポイントになった、と聞いた。
面白い仕事はちゃんとやればあるんだ、と。
ワイフに説教されながら、そのことを思い出していた。
先に書いたとおり、今転職活動も大詰めに来たところで、急に今の会社側で大きな方向転換があった。
そんななか昨日、会社の方向転換に先行して新規ビジネスをやっている先輩Cに呼び出され、ビジネスモデルに関しての助言を求められたので、色々話を聞いてツッコんだ。
先輩Cが、俺には直接的な人事権は持ってないがお前を買ってる偉い人Dがこの話にも関わってるから掛け合ってお前を引っ張りたいと思ってる、だってさ。
とりあえず辞める気満々なので、笑ってごまかしておいた。
そして、今日、昼間に妊娠検査薬で陽性が出た、と連絡があった。
最近ワイフの調子が芳しくない上に、息子が急に赤ちゃん返りする現象が続いていたので、まさかと思っていたが、まさかだった。
どちらにしても、イケイケの怪しいベンチャー側の金額次第で、頑張りと行く行かないを決めるつもりなのだが、「今日返事する」と約束していたものの未だ連絡がない。
ここ数日に立て続けに色々起きて、どうしようかなーと考えている。
とりあえず、明日は名古屋祭りで、名古屋の公共施設は無料。
息子と2人で東山動物園でも散策して、毒気を抜いてこようと思っている。